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2006年11月13日 (月)

死者の代弁者

Kmnngmlf 先日読んだ「エンダーのゲーム」の続編となる本(上・下巻)。
でもテイストが前作とはまるっきり違う事に、最初戸惑った。
例えるなら、前作がカレーだったので次もカレーだろうと思ったら、トムヤンクンだった位に違う(何のこっちゃ)。
要は続編として当然期待されるストーリー展開を、この続編は全く配慮していない。
なのに、この本は前作と主人公が同じエンダーで、またそのテーマも、前作の知識なしには成立しない。
作者、ものすごく強気(笑)。

それでも読んでみた。
かなり地味な話で、まるでSF的じゃない。
でも静かで深い感動があった。そしてすごい余韻を残した。
そしてこの本が前作に続き、ヒューゴー・ネビュラ二大大賞を受賞した事から、私と同じ思いの人が少なからずいるのも間違いない。

前作から二千年後の、ある未開惑星での開拓史というべき物語で、そこに起る殺人事件を‘死者の代弁者’エンダーは解決しようとする。
舞台はSFそのものだけど、語られるお話はまさに文明開拓史。
人種、宗教、家族、そういったものがこの物語の骨子であって、堅苦しくも地味。純文学といってもいい位。
でもそれをSF的舞台の中、殺人事件というちょっとしたミステリーを仕立てて、軽快に読ませる。
最後に、それまでの伏線が次々解き明かされた時、作者の言いたかった事が分る。
作者は恐らく性善説者なんだろうな。(オースン・スコット・カード/早川文庫)

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