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2008年8月

2008年8月28日 (木)

おくりびと

Okuribito_bひょんな事から納棺師という職業に就く男のお話。

この映画、実ははかなり前に完成していたようで、相当前からその評判は聞いていた。
なので見るのを、本当に楽しみにしてた。
実際上映中は、場内は折々に笑いが起り、終盤には鼻をすする人も多かった。
なのに私自身はというと、どうも今ひとつ物語に没入できず。

映画は淡々としたお話ながら、時折笑いを入れつつも独特の凛とした雰囲気があったと思う。
でも観客の一喜一憂するシーンと、自分の気持ちが最初から最後までシンクロしなかった。
思うにこの映画の肝は、納棺師という殆どの人にとって未知の仕事である事にあると思うのだけど、私にとっては、納棺師という肩書きこそ馴染みがなくても、その仕事自体は何度も見て知ってた事が、一因としてあったかもしれない。
また、お話の中で主人公は、身内も含めた色んな人から、ある種の職業差別を受けるのだけど、それも私には全くピンと来なかった。
やはり人の遺体に関わる仕事だからなのかなあ…?

そんな訳で、私はこの映画を他の人と同じように楽しめなかった。
でもこの映画がいい評価を受ける理由は何となく分ったし、今後そういう声がさらに増えるだろう事も予想がつく。
多くの人が得てるはずの感動を、私だけ享受できないというのって、何か微妙に悔しいなあ(笑) 。(試写会にて/9月16日公開) - 梅田ピカデリー

http://www.okuribito.jp/

2008年8月26日 (火)

少年メリケンサック

Merikensack 来年公開予定の宮藤官九郎監督作品。
25年前のインディーズパンク・ロックバンド復活に奔走する様子を描いたお話。
監督が監督なので、笑い所満載。
過去に観たこの人の映画(脚本)の中では一番笑えた。
「舞妓Haaaan!!!」などが好きなら、観て損はない。

主役の宮崎あおいは、表情も所作仕草も豊かではあったけど、線が細い印象は今回も変わらなかった。
でも海千山千のベテラン俳優に囲まれても、存在感が消えてない所はやっぱり才能なのかなあ?
他に、キム兄なども結構個性的なキャラを演じていた。

でもこれだけ笑えたのに、見終わって心から良かったと思えない。
つまり、満足感がない。
本人どこまで計算して作ったのか分らないけど、この人の書くお話は、いつも笑いを志向し過ぎてるような印象がある。
この映画にしても、泣かせどころは本来たくさんありそうなのに、ことごとくスカしてる。
だから最後にぐっとくるものがない。
そこが同じ笑いを志向してる三谷幸喜さんとの、絶対的な違いだと思う。
もしかしたらこの中年パンクバンドに、監督は素材として面白いとは思っても、シンパシーは全くないのかもな。

それにしても、田辺誠一演じるあの私的ツボなキャラ(名前失念)、あれってGacktがモデル?(試写会にて/2009年2月14日公開) ブルク7

http://www.meriken-movie.jp/

2008年8月24日 (日)

フレフレ少女

Furefure 野球少年に恋をした女子高生が、彼を応援しようと、まわりまわって応援団に入ってしまうという話。
全く期待してなかったせいか、思ってたほどには悪い出来ではなかったかな。
入部して好きな人の応援をしてハッピーなオチもついて、良かった良かった・・・というほど単純なお話ではなかった。
臭い恋愛ドラマでもなかったし・・・でも失笑したシーンは多少あったけど(笑)。

個人的に一番心に残ったのは、これまで応援団という部活動の存在意義というか有り様が、ちゃんと描かれていた所だろうか。
ただの硬派を気取った粗暴な格好付け集団ではないんだなと、本来は。
そこがきちんと描かれていたから、典型的なアイドル映画でも、新垣結衣以外にこれといった俳優が出てなくても(内藤剛志位?)、映画としてそれなりに観られるものになったんだと思う。
でも結局、彼女のファン以外にはそれほど評価はされないだろうな、多分。

ところで彼女、結構おでこが綺麗だった。
というか、頭の形がいいらしい事を発見した(笑)。 (試写会にて/10月11日公開) 御堂会館

http://fure-fure.jp/  0824

2008年8月21日 (木)

ハンコック

Hancock

予告編から、やさぐれて飲んだくれの超人が、心を入れ替えてスーパーヒーローになろうとするちょっとコミカルなお話だと思ってた。
それは間違ってなかったんだけど、それだけじゃなかった。
ちょっと予想外な展開で、おかげで思ってたより楽しめた。
思えば、アカデミー女優でもあるシャーリーズ・セロンが、何もなく出るわけないもんなあ。
ただ、だからといってオススメするわけでもない。
何故ハンコックが超人なのかなど、バックボーンは何も語られず、ただのドタバタ劇が最後まで展開していくので、中身が薄っぺらに感じる。
特撮CGはど派手な分、「え?これで終り?」という感じで終わってしまい、見た目と中身のギャップがやけに大きい。
一応アメリカではヒットしたらしいけど、普通にコケてもおかしくない内容に思えるなぁ。(試写会にて/8月30日公開) TOHOシネマズ鳳

http://www.sonypictures.jp/movies/hancock/

2008年8月16日 (土)

デトロイト・メタル・シティ

Dmc元々、洒落たポップスを志向していた主人公根岸が、何故かバリバリのデスメタルバンドでデビューしてしまい、日々苦悩する様子を描いたコメディドラマ。
映画は、起承転結のはっきりした型通りのお話としてまとめられてたけど、中身は原作のマンガにかなり忠実で、特にメイクは笑えるほど完璧。
ただマンガならではな、デフォルメされたシーンまでそのまま実写化してるのは、ちょっとどうかと。
作りすぎてて、半ばファンタジーになっちゃってた。
最後のクライマックスシーンなんかもそう。
まあ全体的には楽しい作品ではあったけど。

ただ、微妙に原作と違う所があるのだけど、それがゆえにこの映画、続編はハナから考えてないみたいね。(試写会にて/8月23日公開) 御堂会館

http://www.go-to-dmc.jp/index.html

2008年8月14日 (木)

カレー / ラ・ガレラ (難波)

Lagalera お昼時、店のあるビルの前でいつも呼び込みをしているカレー店があるのは知っていた。
本来は飲み屋らしい事も。
ただ、ビルの地下にあって、呼び込みなしではなかなかふらっとは入りにくいのも事実なんだけど、さりとて呼び込みしてる中入るのも、それはそれで抵抗がある。
なのでこれまで利用したことはなかったのだけど、今回周辺の店が軒並休みだった事もあり、思い切って入ってみる事に。
呼び込みの兄さんに「入っていいですか?」と聞くと、「どうぞ」と直接店まで案内される。
導かれるまま雑居ビルの狭くてうねった階段を下り、殆どコンクリートむき出しな穴倉のような地下に案内される。
おいおいこれはちょっと怪し過ぎだろと心の中で思いつつ、これまた小さな扉を潜ると、中は小さなバーだった。
この時、呼び込みの兄さんは、店主でもあった事を知る。
カウンター5席ほどのお店は、席にとても全員は座れないだろう狭さで、薄暗く、店内には30~40年前の空気がそのまま留まってるような感じがする。
メニューはカレーライス(¥500)のみ。
(ハヤシライスの貼り紙もあったけど、多分この日はやってなかったと思う)
食べてみると、甘からず辛からずの、かなりよく煮込まれた、予想以上に本格的な味だった。
ルーに具は見当たらなかったのは、煮溶けたせいだろう。
コク深でトロミも結構あって、なかなか旨い。
口当たりややザラッとしてるのは、具をミキサーにかけたせい?
値段もリーズナブルで、こ洒落たカフェでこれを出されたら、結構人気がでるかも知れない。
でもこのロケーションでこの味では、あまりに中庸すぎて面白くない。
例えば、驚くほど程超激辛だとか、ルーが白いだとか、実は物凄くローカロリーだとか、何か売りがないと辛いんじゃないかなぁ。
ただ普通に旨いだけで特徴がないと、クチコミも期待できない。
どうせならもう少し工夫して、連日の呼び込みが報われて欲しいと思う。(余計なお世話か)

P.S. そういや昔、このビルの2Fのゲイバーが、芸能関係者御用達という事で、連れられて行った事があったっけ。
当時の芸能裏ネタもちょろっと教えて貰ったりしたもんだけど、今もあるのかな。

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ラ・ガレラ
住所:大阪市中央区難波4-5-7  PLAZAレスパルB1F     0814

2008年8月11日 (月)

落語娘

Rakugomusume破天荒な言動で落語協会から煙たがられてる落語家と、そこにひょんな事から弟子入りしてしまった女性落語家のお話。
呪いがあると長く封印されてた演目を、40年ぶりに復活させようとする所から来る騒動を描いてるのだけど、どうも楽しめ切れなかった。
映画は、落語の舞台裏などを見せてはいても、落語の何たるかを殆ど描いてない(ように思えた)のも、その一因かも知れない。
そもそもこの映画は何を志向してるんだろう。
エピソードはホラーなんだけど、作品自体はコメディを志向してるようでもあり(でも笑えず)、リアリティを志向してるようでファンタジーでもある。
そんな多くの要素を内包しつつ、映画本編は驚くほど地味。

一番しっくり来なかったのは、主役のミムラ。
語りは早口かつ流麗で、上手い。でも落語家には見えない。
語りに間がない。艶もない。
稽古も未だつけてもらえてない落語家という設定だしと、良いように取る事もできるけど、主役としてのオーラまで乏しいのは、どうしたことか。
対する、師匠演じる津川雅彦の上手い事。
キャラ立ちまくりで、完全に主役を喰っちゃってる。
これじゃあ落語娘ならぬ落語爺だよ…。

悪い映画じゃないんだけど、この喰い足りない感は、原作を読めば満たされるんだろうか。(試写会にて/8月29日公開) メルパルクホール

http://www.rakugo-musume.com/

2008年8月 9日 (土)

味噌つけ麺 / 康竜 (道頓堀)

Kouryu 昨日8/8にオープンしたらしいラーメン店(東京や沖縄でチェーン展開をしてるよう)。
サービス付ティッシュを配ってたのを貰ったので、ではとそのまま入ってみた。
1Fはバーになってるようで、ラーメンは2Fに上がって、食券を買うスタイル。
麺の固さなど自分で決められるようで、一蘭を意識したお店なのかなとも思う。

味噌つけ麺(850円)と餃子(300円)を選ぶ。
他にゆず塩つけ麺なるものもあった。
2F店内も、ラーメン屋というよりナイトバーのようで、2つのカウンターテーブルと円卓が1つ。

しばらくして出てきたつけ麺は、結論からいうと全くイケてなかった。
まずつけ出汁は、当初白っぽいとんこつスープで、味噌っぽくない。
と思ったら、底に味噌の塊が溜まっており、自分で溶くとことで味噌っぽい茶色に変化。
嫌な予感。
麺は黄色味がかった平打ち麺で、上には煮卵、メンマ、チャーシュー、海苔、ネギが乗っている。
でもその麺が、乾燥しきってて、半ば固まってる。
そもそも麺にも器にも水滴1つついてないなんて、初めて見た。
作り置き…だよなぁ。
食べてみても、水気がないので、ゴムのような、モソモソした食感で、テンションだだ下がり。
スープはスープで、味噌辛さは強いのに、風味はそれほど感じられず、くどさの方が口に残る。
スープ割りは頼む気になれず、確認はしていない。
因みに餃子は普通だった。
ただ5個で300円はちと高いなぁ。

開店2日目ゆえのこの有様なんだろうか。
とりあえず、ティッシュのサービスで、替玉を選ばなくてほんと良かった。

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康竜
住所:大阪市中央区宗右衛門町7-7
TEL.:06-6213-7887
営業:11:00~6:00(AM)

2008年8月 8日 (金)

ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝

mummy3

分ってはいたけど、想像以上に大味だった。
シリーズ最高だと思う。
A級の制作費で作ったB級映画といったスタイルは従来通りで、これをアトラクションムービーと言わずして、何を言うかと。
時代考証も滅茶苦茶。
面白ければいいじゃん的考えを否定する気はないけれど、今回中国に舞台が変わっても、展開がパターン化してないか?
タイトル的に、とにかくミイラ(軍団)絡みの話を作らなくてはならない苦労は察するものがあるけれど(笑)。
(日本は変な邦題つけてるけど、ほんとのタイトルは「マミー」)
おまけに主人公夫婦が以前にもまして馬鹿っぽく、これではレイチェル・ワイズが降板する気持ちも分るなぁ。
むしろジェット・リーは、こんな薄っぺらな役をよく受けたなと。

期待して観ると失望するだろうけど、分って観る分にはまあこんなものだろうと。
でも、最早出がらしのようなシリーズになってしまっては、4はさすがにないだろうな。(試写会にて/8月16日公開) 厚生年金芸術ホール

http://www.hamunaptra3.com/

2008年8月 7日 (木)

20世紀少年

20thcentury

総制作費60億で、三部作と、何かと話題のこの映画。
内容は、概ね原作に沿ったもので、卒なくまとまっていたと思う。
ただ個人的には、イマイチ盛り上がり損ねた感じが残った。
そもそも原作自体、それほどダイナミックでもスピード感溢れる話でもなく、また三部作の一発目なので、仕方ないといえば仕方がないのかも知れないけど。
ただ原作にあった、誰が敵で誰が味方か分らない、不安感を煽るサスペンス的要素が、映画では殆どなかった。
かといってスペクタクル映画としては、CGは多少使われてたものの、これは!と思えるようなスケール感もなく…。
原作を大事にしてはいても、映画としての方向性は今一つ見えてこなかった。
少なくとも、冠にある“本格科学冒険映画”というのは、明らかにミスリードでしょう。
あえていえば、キャストの豪華さとハマり度が、多少売りになるのかな?。

とりあえず、三部作の一発目という事で、これで評価するのは難しい。
それより、一発目でコケたら残り二作どうなるのか、そっちの方が今はちょっと心配(笑)。(試写会にて/8月30日公開)御堂会館  ※[監督インタビュー]

http://www.20thboys.com/