GOEMON

監督曰く、前作「CASSHERN(キャシャーン)」は忘れて見て欲しいと言ったとか言わないとか。
でも忘れるどころか思い出さずにはおれない、このソックリ度。
サイケデリックともいえそうなド派手な映像は、キャシャーンでは批判的な声も多かったけど、個人的には嫌いじゃなかった。
この監督の個性であり、ここまで自分を出せる映像作家は日本じゃなかなかいないとさえ思った程。
でも、時代も世界感も全く違うのに、こうも似てるかと。
GOEMONのアクションなんて、まんまそのものに見えた。
時代考証は滅茶苦茶、史実も無茶苦茶。
リアリティすらも捨て、勢いとビジュアルで魅せようとする意図は、明らかに感じる。
そこまでオリジナリティに拘るのなら、あえて歴史上の人物を出す意味があったんだろうか。
何より、痛快娯楽作を志向してるようにも思えるのに、うら悲しい終り方なのも、何か釈然としない。
前作もそうだったけど、この監督のポリシーなんだろうか。
今回は原作がないのをいい事に、思うが侭に作ったという感じはしても、見てて映像ほど一喜一憂できなかった。
それでも二番煎じという印象がなければもっと評価したろうな。
つまるところ、キャシャーンを見てるかどうかが、評価の分かれ目ではないかと。(試写会にて/5月1日公開) 御堂会館
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