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2010年3月

2010年3月31日 (水)

NINE

Nine'62年のイタリアで、巨匠と言われる監督が、自分の9作目の撮影直前にして大スランプに陥り、あがき続けるお話。

見てまず思ったのは、このモデルとなった話がありそうだなと。
イタリアで巨匠といえば、フェリーニだよなぁ(他は知らない)・・・9作目といったら何だろう・・・どのみち「8 2/1」位しか知らないけど・・・でも見たのが昔過ぎて、内容が難解だったという以外全く覚えてない(汗)。
ネットで調べてみるとさにあらん、この映画自体「8 1/2」をモチーフにした話だと、はっきり書かれてた。
・・・・言われてみればそんな気もする(苦笑)。

でもフェリーニってこんなモテ男だったの?と思ってしまうほど、主人公モテまくり。
でもこの映画自体の中身は、ないに等しい。
その監督の苦悩中の様子が、この映画じゃ単にミュージカル仕立てになってるというだけの事で、それがミュージカルである必然性も、ぶっちゃけ特に感じない。

ただ、必然性はなくても、見応えはある。
派手な衣装、ダイナミックな踊り、豪華俳優陣。
ほぼそれだけの映画なのに…。
でもかつて、娯楽の頂点に映画産業があった時代の、絢爛豪華さをそのまま封じ込めたような、当時作られた映画を観て感じるある種の高揚感を、この映画には感じられた。

でも繰り返すようだけど、中身はない(笑)。(3月19日公開) 厚生年金芸術ホール

http://nine-9.jp/

2010年3月30日 (火)

ハート・ロッカー

Hurtlocker 今年のアカデミー賞をかっさらった作品という事で、見に行ってきた。

イラク戦争後の爆弾処理兵達の日々を描いた映画だというのは分かってたけど、まさにドキュメンタリーのような映画だった。
これといったストーリーもなく、映像もハンドカメラでリアルタイムでさも撮ってるかのような映像があったりで、ことさらあざといエピソードも殆どない。
ただ1日1日、死の危険に直面しながら過ごす様子が淡々と描かれている。

爆弾処理班の日常は我々がなかなか知りえない世界ではあるけれど、ニュース映像など見過ぎたせいか、特に感慨もなく観てしまった私は、心が汚れてるのかなぁなどと、自問自答してしまった。
そんな私ゆえ、アカデミー賞を取る程の作品とは思えなかった。

ところで序盤早々で姿を消す部隊の隊長、どこか見覚えがある顔だなぁと思ってたら、ガイ・ピアースだったのね。
いわゆる友情出演ってやつだろうか。

それにしてもこの映画、アカデミー賞取ったのにTOHOは全く力入れてない。
劇場も梅田はTOHOシネマズシアター9と難波は敷島ポップのみ。
今回は、梅田のシアター9(旧ニューOS劇場)で思い出せない位久しぶりに観たけれど、やっぱりここはよろしくない。
音が天井に抜ける。
また、上映中左右の扉から出入りされる度、光が漏れ入ってきて、鬱陶しいったらない。
内装は小奇麗になってたけど、それだけじゃあなぁ。(3月6日公開) TOHOシネマズ梅田9

http://hurtlocker.jp/

2010年3月29日 (月)

ソラニン

Solanin 大学を卒業した男女が、夢と現実の間でもがいてる・・・そんな様子を描いたお話。
こう言ってしまうと、ありがちなテーマだなと思う。

誰が企画を出したのか分からないけど、どうしてこのマンガを映像化したいと思ったんだろう?
現代の若者を描いてはいるけれど、日常のシーンが大半で、映画としての醍醐味があまり感じられない。
また、半分ほど見た時点で、先の展開が何となく分かってしまうのもそう。

台詞と台詞の間が結構あって、感情の機微を大切にしてるのは分かる。
監督の思い入れも感じるし、一部の人には強烈にフィットするんじゃないかとも思う。
でも万人受けする映画じゃないと思うなぁ。

そもそもこの物語のメインは、後半ガラッと主人公が変わってからなので、どうしても前半部分の有り様に疑問を感じてしまう。
前半をバッサリ切って、後半の密度を上げても良かったんじゃないか、なんて思ってしまうのは、イケナイことでしょうか(笑)。(4月3日公開) 朝日生命ホール

http://solanin-movie.jp/

2010年3月26日 (金)

誰かが私にキスをした

Darekiss 主な出演者で、これに出た事でイメージが上がった人はいるんだろうか・・・この映画を観て思った事。

どこかミステリーっぽいタイトルだけど、そういう要素はない。
(そもそもこのタイトル自体、物語の何の示唆もしていない)
最初は、よくあるベタなラブストーリーにも思えたのだけど、徐々にそうでもなさそうだと分かる。
個性は感じた。
でもなぁ…。
堀北真紀演じる主人公、ちょっと性悪過ぎないか?
初心な所もあるけれど、さりとて自分に気のある男性を、そうと知った上で振り回し、その上気軽に乗り換える。
おまけに未成年で酒も飲めば、Hもがんがんやっちゃうキャラとなれば、ファンは泣かないか?(笑)

その彼女に振り回される男性陣も、みなどこかしら痛いキャラ。
マツケンファンも、手越ファンも、これ観て失望しやしないだろうか(笑)

最初、軽妙な会話が交わされるロマンティックコメディ風な雰囲気で始まったのに、結局何とも言いようのないモヤモヤとした感慨が残った。
全体にまとまりがない印象。
ただ作中の凝った演出には、この監督独特のセンスの良さを感じさせる。
何だか才能の無駄遣いをしているように感じたのは、私だけだろうか。(3月27日公開) ABCホール

http://darekiss.com/

2010年3月24日 (水)

イノセント・ゲリラの祝祭

イノセント・ゲリラの祝祭

バチスタシリーズの4作目。
文庫本が出たので早速購入。
でも今回は、これまでと比べ、明らかに毛色が違う。

前作もそうだったけど、今回は殺人事件はおろか、最早ミステリーですらない。
ただバチスタシリーズなので、死亡時診断(A.I.)がテーマではあるのだけど、その国としての取り組み方について、半ば不毛な議論が繰り広げられる様子が描かれてる。

本来なら、どうにも地味でつまらない話だと思うし、独立したお話とはいえ、シリーズをこれまで読んだ事がなければ、とっつきは悪いだろう。
そうでなく、私のようにシリーズを読んできた人間なら、なんだかんだで楽しく読める話になっている。
海堂尊、恐るべし。
この作者は、本当にV字上昇で文章力が増してると思わずにはおれない。
それプラス、登場人物達の魅力もある訳で。(やや誇張されたキャラではあるけれど)
物語自体は、この後に続くお話のプロローグ的な感じで終わるんだけど、まあ区切りとしてはこれも良しかな。
そもそもが現実の医療問題とリンクしてる分、この先を書くとファンタジーになってしまいかねないし。
ただお馴染みの登場人物達の未来がこの先どうなるか、ほんの少し予感させる内容になっている。

そうはいっても、映画化はほぼ無理だろうなぁ。
話が地味過ぎるので。(海堂尊)

2010年3月19日 (金)

俺っちのベジそば / 遊麺地ZUMBERA-BON (天満)

Zumberabon0314

洛二神が、不定期に屋号とメニューをガラッと変えて1日だけ営業する第4回目。
今回はベジポタと激辛という、二つの潮流を敏く取り入れてみた、といったところだろうか。
そんな俺っちのベジそば(¥800+100大盛)。
スープは玉葱や芋を溶かし込んだもの(=ベジタブルポタージュ)との事だけど、ベースはどうやら鶏らしい。
全体の風味が、天下一品のそれに通じるものがある。
そしてそこに麻婆豆腐様な餡(厚揚げとハチノス入)がかかってるのだけど、これが意外なほどの辛口。
(その上さらに辛くできるよう、ハバネロ粉までテーブルに用意されてた)
スープと混ぜる事を前提にした辛さだという事かな?
麺はやや太縮れ麺。これはまあ普通かなぁ。

正直、食べるまで2つの別のものを1つにするという事に疑問を感じていたんだけど、実際うまく調和してた。
個人的には、これまで供されてきたずんべらぼんの中で、一番旨かったと思う。
でも次回はつけ麺でお願いします(笑)。
(って、次は1回目に出た二郎系ラーメンを出すと告知済だけど)

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遊麺地ずんべらぼん (洛二神
住所:大阪市北区浪花町4-22 藤ビル1F (中崎町商店街)
TEL.:06-6371-1088
営業:11:30~14:30 / 18:00~23:30 ・ (土 12:00~14:30 / 同左)
定休:日

2010年3月13日 (土)

パレード

Parade この映画、どうも見た人の評判が押しなべて良い(絶賛とまではいかないにしても)。
ベルリン映画祭で国際批評家連盟賞受賞の報も聞くにつけ、見に行ってきた。
(でも世間の話題は、寺島しのぶの主演女優賞受賞に持ってかれて、早くも公開終了の気配が…笑)

原作を先に読んでたせいか、意外と淡々と見てしまった。
元々それほどボリュームのある内容ではないせいか、台詞も概ね原作のままで、エピソードも思ったほどは削られてなかった。

ただ映画版で、大の大人が4人(途中で1人増えるけど)、2LDKで同居する事になった説明が全くないってのは、どうなんだろう。
学生寮でもなかなかないこのシチュエーションに、多少なりとも現実味を感じさせる説明がないと、まさにただの絵空事になってしまうのでは?
ある意味、リアリティを感じてもらうことこそがこの物語の肝だと思えるだけに。

ただ変な意味で感動したのは、その2LDKでの日常の光景。
本では漠然とイメージしてたけど、ああこんな感じなのかと(笑)。
登場人物達も、イメージしてたのとは違ったけど、これはこれで納得できた。
誰もが、まさにこのちょっと変な日常を、自然に演じてた。
(それだけに、尚更この状況に対する説明は必要でしょうに)
ただ唯一、琴ちゃんのキャスティングだけはもう少し何とかして欲しかった。
演技に不満はないけれど、何せ”絶世の美女”という設定なだけに(笑)。(2/20~順次公開) なんばPARKS

http://www.parade-movie.com/

2010年3月11日 (木)

パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々

Percy_jackson 一言で言えば、ギリシャ神話の神々の子供(人間とのハーフ)が今の時代で活躍するお話・・・なんだけど。

でもなぁ…どうしてこんな事になってしまったのか。
まるでRPGのような型にハマったおつかいタイプのストーリー。
以前監督のインタビューを見た時、(ハリー・ポッターシリーズと違って)今回は原作に柔軟に手を加えられると言ってたけど、それって単に枝葉末節を削りまくっただけなんじゃ?
原作は読んでないけど、こんな単純な話とは到底思えない。
結局、原作を無理やり2時間程度の映像にまとめたという、いつものパターンなのでは?
いや、きっとそうだろう。

CGは良かった。
結構ゴージャスで金も掛かってそうだけど、ぶっちゃけそれだけとも言えてしまいそう。
チョイ役にユマ・サーマンを出したりして、製作側も「ハリー・ポッター」や「ロード・オブ・ザ・リング」同様な人気シリーズとして続ける気満々で作ったんだろう。
でも「ライラの冒険」同様、続編が日の見る事はなさそうな予感…。

ところで昨今、吸血鬼をモチーフにした映画がやたらと目に付くけど、ギリシャ神話も今プチブームなんだろうか?
この後ペルセウスが主役の「タイタンの戦い」というリメイク作品も控えてるけど、記憶ではあれにもあちらでもメデューサは出てくるはず。
そう思うと、メデューサって、扱いがぞんざいな割にギリシャ神話ネタでは必須キャラなのね(笑)。(2/26公開) TOHO梅田

http://movies.foxjapan.com/percy/

2010年3月10日 (水)

時をかける少女

Tokikake2010 何故この作品ばかりが何度もリメイクされるんだろう。
一昨年だったか、アニメ版も作られたばかりなのに・・・。
原作がシンプルで爽やかな恋愛ものだからというのもあるにせよ、やっぱり大林監督の映画が良かったからだろうなと、個人的には思ってる。

そして今回の新作。
時系列的には原作(あるいは大林版)の続編となっている。(アニメ版は無視?)
だけどまあ、内容からいってリメイクといっていいでしょう。

でも大林版、アニメ版、今回と3つの映画版を見てきて(春樹版は未見)、今回が一番ピンと来なかった。
決して悪いとは思わないけれど、過去の作品とは違うプラスアルファな何かを期待してた分、スカされた感は残ってしまったなぁ。

そうでなく、そしてこのちょっとご都合主義的な展開を許容できれば、多分この映画はもっと単純に楽しめる・・・気がする。

でも、主役の仲里依沙は良かった。
臆面もなく自分を美少女と言ったり、時に見せるふてぶてしい“どや顔”には、ちょっとグッときた(笑)。(3/13公開) 梅田ピカデリー

http://tokikake.jp/

2010年3月 4日 (木)

シャーロック・ホームズ

Sherlock滅茶苦茶(笑)。
過去数多作られたホームズの映像作品でも、これほど破天荒なホームズはなかったんじゃないか。
あの独特な観察眼こそあるものの、不潔で女にだらしなく、素行も口も悪くて、行動的なホームズって…。
ある意味パロディと考えるべきなんだろうか。
でもよくよく考えてみれば、出鱈目のようで、一応ホームズの特徴(癖)はちゃんと踏襲してる。
脚本家は相当勉強した上で、アレンジしたようだ。

英国紳士というより、むしろルパン三世に近い人物像ではあったけど(笑)、映画自体はすこぶる面白かった。
というか、ここ数年見てきたアクション映画(!)の中でも、出色の出来だと思う。
(逆に、ホームズ映画として、正統派ミステリーを期待をしてた人には、失望させそう・・・。)

目まぐるしいカット割り、先の読めない展開、アクション満載なんだけどらしい推理もしっかり見せて、まさにイマドキな娯楽巨編になってる。

とはいえ、続編製作の動きもあるようで、さもありなん。
ロバート・ダウニー・Jrも、こんな映画ほったらかしてアイアンマンに専念してくれと当初思ってたけど、いやいやあちら以上にハマリ役かも。
本人も、かつてのどん底からの見事な復活ぶりで、笑いが止まらないのでは(笑)。

因みに今回の敵はモリアーティ教授じゃなかった。(3/12公開) 梅田ピカデリー

http://wwws.warnerbros.co.jp/sherlock/