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2013年7月 7日 (日)

風立ちぬ

風立ちぬ

宮崎駿監督作品は、私的に「魔女の宅急便」以降、その良さがすぐには分からない事が多かったけれど、今回もそうなんだろうか。
私は今、少し混乱している・・・のかも知れない。

一言でいうと、面食らいました。
テイストが、これまでの宮崎作品とはかなり違います。
一番の違いは、ファンタジー要素がほぼない事。
基本的には、関東大震災から戦後にかけての歴史ドラマです。(基本的にフィクションだけど)
かつ、恐ろしく直球な恋愛ドラマ。
正直、実は息子宮崎吾郎の作品だと言われた方が、得心してしまいそう。

そういやこの映画、宣伝文句?で宮崎駿の遺言だとか何とか言われてたけど、なるほどそうかも知れないなぁ。
強い思いは感じます。
それでも、この映画を手放しで称賛するには、抵抗を感じる私がいます。
決してキライでないんです。
キライではないんだけど、演出などでもう少し推敲の余地があったんじゃないかなあ・・・なんて思ったのが率直な印象です。
(日本は元より、特に海外では賛否分かれそうな気がするなぁ…)

あと、荒井由実さんのひこうき雲。
この曲は既に名曲の誉高い作品なので、改めてこの映画の主題歌としても、ちょっと合わない気もしたかな。(7月20日公開)

http://kazetachinu.jp/

2012年9月18日 (火)

ディーバ

Diva

"午前十時の映画祭"で鑑賞。
お客の年齢層はいつものように高い。

古い映画は、その時代の空気を背負ってる物が多い。
だから同時代に生きた人と同じ感動は、多分得られない。
でも逆にそのテイストの違いに刺激を受ける事も多く、むしろそれを楽しみにしてる所もある。
のだけど、今回は割と最近の映画で、そういう意味での刺激はあまりなかった。

物語は、クラシック好きの郵便配達員である主人公が、生ライブに拘り、一切記録に残さない人気女性オペラ歌手のライブを、こっそり録音した事で起こる事件を追ったもの。
色んな人物が、色んな思惑で出てきて、物語は結構錯綜している。
サスペンスなんだけど、ある種ドタバタ劇要素もあって、ジャンル分けが難しい映画。

登場人物は、個性的な人が多く、色々背景もありそうなのに、それらについて触れる事もなく、ただ事件だけを追った展開になっている。
そこが大味というか、ちょっとざっくりまとめ過ぎてる印象が残る。
それとも尺が短すぎる?
なんか終始アンニュイな雰囲気が、いかにもフランス映画な感じはした。
原作の小説だと、やっぱり色々違うんだろうな。
あと時折、まるで一枚の写真のような絵になるシーンがあるのが、それがこの映画の特徴か。
思うに、この監督は元々美術畑の方なのかな?

でも何より、もう一人の主役ともいえる女性オペラ歌手の歌は素晴らしかった。
こんなシチュエーションがある小説を、最高の歌手で是非実写化にしたいと思う気持ちは、よく分かる。
もしかして、同じフランス映画の「フィフス・エレメント」は、この映画にインスパイアされた?(1981年日本公開)

Wikipedia

プロメテウス[3D/字幕版]

Prometheus

結論から言えば、TVや映画館等で流してる予告編から想像した、ほぼその通りのストーリーでした。
地球で発掘された様々な遺跡に共通して示されてた星に行って、人類の起源を探ろうとするが・・・的お話。

また、まあ"バットマン"を"ダークナイト"というようなもので、これも"プロメテウス"というタイトルではあっても、実体は紛れもない"エイリアン"シリーズと言っていい内容。
(といっても前日譚なので、シリーズ見てなくても問題ない)

核となるストーリーは至って平凡。
ぶっちゃけ、"エイリアン"(1作目)と展開が同じ。
強いて言えば、そこに"2001年宇宙の旅"ちっくな要素を付加した感じ。(※反転文字)
ただそれでもって駄作だとまで言うつもりもない。
お約束な展開も、必ずしもネガティブとばかりは言えないでしょう。
ひとえに演出力によるものか、最後までダレる事はなかった。

一方、特撮シーンは素晴らしかった。
いつもながら、この監督の美的センスは抜群だと思う。
CGによるど派手な特撮は、最早見飽きるほど見慣れてるけれど、これはあまり見たことのない絵作りで、ちょっと見とれてしまう。
ハッタリも随所で効いてた。
巨大人面像からして、ケレン味に溢れてるし(笑)

でも謎は、また色々残ったなぁ・・・。(8月24日公開)

http://www.foxmovies.jp/prometheus/

#映画ブログ

あなたへ

Anatahe

高倉健さんも、早や80歳を超え、これが最後の作品になってもおかしくない。
そんな不謹慎な思いもあって、観てみた(汗)

富山に住む主人公が、亡くなった奥さんの遺言で彼女の故郷である長崎まで散骨に行こうとするお話。

海外でよくあるロードムービーを、日本を舞台で作ってみたら…というのが企画の動機かなぁ。
移動距離1200kmとはいっても、アメリカ横断といったスケール感はない訳で、そんな視点で観ると何とも微妙な感じではある。

また、健さん夫婦の実年齢と役の年齢との差が大きすぎる。
凡そ80歳を越えたとはとても思えない健さんであっても、さすがに役の年程(60過ぎ位?)若くは見えない。

この物語の肝って、死んだ奥さんが何を考え、思ってたのかという事なんだろう。
でもそれは、言ってしまえば瑣末な事であり、それを物語の核にするには弱すぎる(少なくとも私には)。

小粒なお話には違いない。
高倉健主演でなければ、映画にしずらい題材といっていい気もする。
そんなお話に、映画としての風格を与えているのは、やはり俳優達だろう。
健さん含め、出演者たちはベテランで演技上手な方が多く、各々の人物像が完成してる。
年齢設定に無理があるにしても、まあ納得できなくもない。

とまあ、粗というか引っかかる点が多い映画だったけれど、私の年がもっと上、せめて健さんの役の年位だったら、印象はまた違ってくるんだろうか。
そう思うのも、これがいい意味で"隙間"のある物語だったから。

でも健さんの次回作って、あるにしても何歳の役になるんだろうか?(8月25日公開)

http://www.anatae.jp/

#映画ブログ

ひみつのアッコちゃん

ひみつのアッコちゃん

私にとって、この原作は元より、何度か作られたアニメも、殆ど見た記憶がない。
なんだけどなんか知ってるというのが、日本人の大多数だろう。
今更の実写映画化という気もしたけど、反面どう仕上げるのかという興味も少しあっての鑑賞だったわけだけど、正直観ててちょっときつかったような…。

こういう原作が漫画なりアニメの実写版って、リアル化路線で行くことが常だけど、これはどういえばいいんだろう。
全体として、そういう感じもするのだけれど、かといってそれはありえないでしょう的シチュエーションも結構多くて、そこら辺りでまずシラけてしまった。
また主人公のアッコちゃん、ちょっとデフォルメし過ぎじゃないか。
いくら物怖じしないドジな小学五年生といっても、見た目大人になれば、もう少しボロを出すまいと、素振りも気をつけるでしょう。
それがむしろ小1レベルの素行では、観てて引きます。

そして何より、役と実年齢が合わってない。
27才の綾瀬はるかが22才役というのもそうだし、相手役の岡田将生も元々童顔の23才なのに中間管理職の27才役って、ちょっと厳しい。

最後の最後で、エンドロールが流れた時、ちょっとだけグッと来たのが、救いといえば救い?

とはいえ、この映画を好きという人はきっといるでしょう。
つまり、私がシラケた所をさらっと流せる人には、きっと楽しめる映画です。(9月1日公開)

http://www.akko-chan-movie.com/

#映画ブログ

山下達郎シアター・ライヴ PERFORMANCE1984-2012

Yamatatsu 1ファンとして、以前から公開を楽しみにしてました。
といっても、ライブ映画をまともに観るのは、今回が初めてで、概ねライブ中継のような感じかなと思ってたら違いました。

20年分のライブを編集したもので、若かりし頃からごく最近までの山下達郎御大が出てきます。
TVなど一切出ない人なのに、20年前から撮り溜めてた事に軽い驚きを覚えつつ、観てて猛烈なノスタルジーに襲われ、そして感動した。
やっぱり音楽は、時代を背負ってるんだなーと、つくづく思う。

彼の音楽は時代も世代も超えた力のある曲が多い・・・と思ってはいても、馴染みのない知人に聞かせてすこぶる反応が悪かったのも、事実な訳で。
だからこの日も一人で観に行った。
周りを見ると、私より年齢の高い方が多い。
ある意味、「寅さん」や「釣りバカ」の客層に近いのかも知れない(coldsweats01)。
(でもカップルの割合も、意外と多かった)
私などよりずっと濃い思い入れを持たれてる人達なんだろうなぁ・・・結構リアクションもあって、何だか少し羨ましいような気もする。

にしても御大、年々頭髪が"キテる"のがよく分かりました(笑)。
そして大変失礼な話だけど、スクリーン一杯の顔アップはちょいきついです(coldsweats01)(8月25日公開)

http://wmg.jp/tatsuro/movie.html

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2011年5月27日 (金)

プリンセス トヨトミ

プリンセス トヨトミ

むー。
原作を読んでなければ、まあこんなものかとそれなりに楽しめるのかも知れない。
でも読んでる人なら、こりゃないだろう・・・と思うんじゃないかなぁ。

そもそもこの映画、登場人物の造形及びストーリー、いずれも原作からかなり改変している。
恐らく"綾瀬はるか"ありきの企画だったんだろう。
彼女演じる『鳥居』は、その人物像はおろか性別まで変えた為、全体の整合性を取る為に他の登場人物像まで変えたような印象が残る。
まあそうでなくても、殆どの登場人物が、見た目重視でキャスティングされていたけれど(笑)。

そして、大輔の茶子のエピソードも、尺の問題もあってか、大半が削除。
原作では、あえていえばこの2人の方がこのお話のメインといっていい位なのに・・・。
これも大人の事情からだろう、叙情性のあるシーンは軒並削って、見栄えするシーンばかりを抜き出して、何とかストーリーをでっちあげていた。

原作をここまで変えて、一体何でこれを映画にしたいと思ったんだろう。
原作愛がまるで感じられない。
勿論、大阪愛も感じられない。
実際、監督も脚本家も大阪人ではないようで、後でそれを知ってさもありなんと。

くどいようだけど、原作を知らなければ、まぁまぁ楽しめる気はする。
終始、見栄え重視で作られてるという点では、ブレてないし・・・。
ただ大阪人として、東京人に騙された感は残ったなぁ。
それとも期待し過ぎた私が間違ってたのか?(笑)(5月28日公開)

http://www.princess-toyotomi.com/

追記:全く個人的な話だけど、映画の無人の大阪(ミナミ界隈)を見て、阪神淡路大震災を思い出したのは、私だけだろうか。
まあネオンなんて勿論ついてない風景だったけど、あの寂寥感は、当時の梅田みたいだなーなんて。

2011年5月25日 (水)

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安田講堂事件も終わった後、学生運動の先人達に憧れ、野心や功名心から最後に殺人事件を起した若者と、そんな彼に翻弄された若きジャーナリストのお話。

観てちょっと残念だったのは、ある時代の"歴史"を描いた映画じゃなかった事。
てっきり、'70年前後に起った学生運動を描いた物語と思ってたら、実際はその番外編とも後日談とも言えるものだった。

普通に見れば、主役不在な物語だと思う。
原作が自伝小説だそうなので、仕方がないにしろ、彼らは二人共何も成さず、何者にもなれなかった。
そんな物語に、ダイナミズムなんてない。
"その時歴史は動いた!"的な、ある意味歴史映画を期待してた人ほど、この映画に失望感を感じるんじゃないか。
事実一緒に見た友人も、理由はどうあれ物足りなかったようだった。

でも私、実はこの映画を観て、不思議と満足感が残った。
それは多分、この時代の空気感らしきものが感じられた事が大きかったからだと思う。
(私の錯覚かも知れないけど)
時代の大きなうねりにあって、自分も何か成さねばという思いに捕われてた主人公達に、どこかでシンパシーを感じてたのかもしれない。
最後のエピローグも、ちょっとグッと来た。

でもこの時代に実際に生き、同じ空気を吸ってた登場人物と同世代の人達は、この映画を見てどう思うんだろう。
原作者は、この映画を観て涙が止まらなかったそうだけど、やはり似た思いを持つんだろうか。
ちょっと聞いてみたい気もする。(5月28日公開)

http://mbp-movie.com/

 
※追記:こちらのブログに、当時の学制運動やこの映画についての素晴らしい解説がされています。
ぶっちゃけそれを読めば、私のこの記事の存在価値なんて、皆無…(汗)

※追記2:監督インタビュー

2010年11月11日 (木)

ゴースト もういちど抱きしめたい

ゴースト もういちど抱きしめたい 基本的に、私はこの映画を見るべき人間ではないんだと思う。
そもそもオリジナルの「ゴースト ニューヨークの幻」だって、痒いクサイ寒いといった印象ばかり思い出される類の人間だし。
なのに縁あって、今回試写会でみてみれば、なんというか・・・もうね。

そもそも、オリジナル版がウケた最大の理由って、イケな男性にひたすら愛される女性の願望を、具現化したシチュエーションにあったはず。
それこそが私にとっては(悪い意味で)堪らん要素であったんだけど、女性にとってはハート鷲掴みだったと。
それは分らないなりに、何となく分ります(笑)。
でもこのリメイク版、幽霊になっても恋人を想う女性という、男女逆の設定にした事で、一番の売りを捨ててしまってる。
これだと、今公開中の"トワイライト・サーガ"のように、主人公に感情移入しずらいと思うのだけど?
感情移入できない要素は他にもいっぱいあるけど、つまるところ終始坦々と観られたと。
言い代えれば、私が普通に見てしまえるって、この映画的にはイケてないって事でしょう?

救いがあるのは、オリジナルでウーピー・ゴールドバーグ演じる霊能力者役に、樹木希林を持ってきた所。
演技巧者で笑いも取れて、何よりキャラ立ちまくりなウーピーの代わりは、日本じゃ彼女以外考えられないよなぁと、改めて思う。

駄作とは言いますまい。
私と異なる感想を持つ人は、きっといるでしょう。
でももし、この映画がオリジナルで、思わずリメイクしたくなるような出来かと問えば、多分殆どの人の答えは、私と同じだと思う。(11月13日公開) 朝日生命ホール

http://www.ghost-movie.jp/

2010年10月22日 (金)

NECK [ネック]

Neckすでに舞台版が公開されてたので、最初はその舞台の映画化だろうと思ってたら、作者が同じという以外、全くの別のお話だと知ったのが第一のガックリ。
第二のガックリは、その舞台版が私的にイマイチだった事。
そして第三は、この映画版も私的にショボーンな感じだった事。
そんなトリプルショックでした(笑)。coldsweats01
期待してたんだけどなぁ・・・。

致命的だと思える点が幾つかあって、1つは台詞が凄く聞き取りずらい。
BGMに台詞がかき消される事も多い上、その台詞自体もイントネーションから馴染みがなく(どこ弁?)、聞いてて変に疲れさせられる。(※福井弁らしいと後で知ったが、多分なんちゃって弁だと思う)
あと、ストーリーが散漫で、コンセプトというかテーマがはっきりしない。
こちらはホラー&コメディな会話劇とイメージしてたけど、映画は脚本がだいぶ端折られてるのか、展開が唐突。
気持ち的についていけないまま話がどんどん進んでいき、結果ホラーファンにもラブコメファンにも、納得いかない出来になってしまった。
製作現場じゃ色々あったのかも知れないけど、もうちょっと何とかなったんじゃないのかなぁ。(8月21日公開) IMPホール

http://www.project-neck.com/